VMware Virtual SAN 6.1 リリース ノート

VMware Virtual SAN 6.1| 2015 年 9 月 10 日 | ISO ビルド 3029758

これらのリリース ノートへの追加や更新を確認してください。

リリース ノートの概要

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

Virtual SAN 6.1 には、次の新機能および機能強化が含まれています。

  • 拡張クラスタ:Virtual SAN 6.1 では、サイト障害やネットワーク接続の喪失からデータを保護するために 2 つの地理的な場所にまたがって設定される、拡張クラスタがサポートされます。

  • VMware Virtual SAN Witness Appliance 6.1 は、仮想アプライアンスとしてパッケージ化された仮想監視ホストです。これは、Virtual SAN 拡張クラスタに対する監視ホストとして構成された ESXi ホストとして機能します。Virtual SAN Witness Appliance 6.1 OVA は、VMware Virtual SAN のダウンロード Web サイトからダウンロードできます。

  • 新しいオンディスク フォーマット。Virtual SAN 6.1 では、vSphere Web Client を介した、新しいオンディスク仮想ファイル フォーマット 2.0 へのアップグレードがサポートされます。このログベースのファイル システムは、Virsto テクノロジに基づいて、Virtual SAN クラスタごとに拡張性の高いスナップショットとクローン管理のサポートを提供します。

  • ハイブリッド構成およびオールフラッシュ構成。Virtual SAN 6.1 では、ハイブリッド クラスタとオールフラッシュ クラスタの両方がサポートされます。オールフラッシュ クラスタを構成するには、Virtual SAN の [ディスク管理][管理] > [設定])の [新規ディスク グループの作成] をクリックし、[キャパシティ タイプ][フラッシュ] を選択します。ディスク グループの要求では、キャパシティとキャッシュの両方に対してフラッシュ デバイスを選択できます。

  • 向上したアップグレード プロセス。アップグレードでは、Virtual SAN 5.5 および 6.0 から Virtual SAN 6.1 への直接アップグレードがサポートされます。

  • Virtual SAN 6.1 には Health Service が統合されています。このサービスを使用すると、クラスタの健全性が監視され、Virtual SAN クラスタの診断と問題の修復が可能になります。Virtual SAN Health Service では、ハードウェアの互換性、ネットワークの構成および操作、詳細構成オプション、ストレージ デバイスの健全性、Virtual SAN オブジェクトの健全性などに対するいくつかのチェックが提供されています。健全性の問題が検出されると、Health Service は vCenter イベントおよびアラームをトリガします。Virtual SAN クラスタに対する健全性チェックを表示するには、[監視] > [Virtual SAN] > [健全性] をクリックします。

  • Virtual SAN は、ソリッド ステート ドライブと磁気ディスク ドライブの健全性を監視し、健全でないデバイスをアンマウントしてそれらのデバイスを事前に分離します。また、Virtual SAN ディスクの段階的な障害を検出し、影響を受けるホストと Virtual SAN クラスタ全体で輻輳の状態になる前にそのデバイスを分離します。アラームは、健全でないデバイスが検出されたときと、健全でないデバイスが自動的にマウント解除された場合にイベントが生成されたときに、各ホストから生成されます。

Virtual SAN の旧リリース

Virtual SAN 6.0 の機能と既知の問題は、リリース ノートに記載されています。Virtual SAN 6.0 のリリース ノートは次の場所にあります。

VMware Virtual SAN コミュニティ

Virtual SAN コミュニティ Web サイト を使用して、Virtual SAN の使用中に発生した問題に対してフィードバックを提供したり、サポートを依頼します。

このリリースのアップグレード

Virtual SAN のアップグレードの詳細については、「VMware Virtual SAN 6.1 のドキュメント」を参照してください。

:VMware Upgrade Manager (VUM) を使用して複数のホストを並行してアップグレードすると、拡張クラスタ内のデータ ホストのいずれかと並行して、監視ホストがアップグレードされます。アップグレードの問題を回避するため、拡張クラスタ内のデータ ホストと並行して監視ホストをアップグレードする構成は VUM で使用しないでください。すべてのデータ ホストが正常にアップグレードされてメンテナンス モードを終了してから、監視ホストをアップグレードします。

制限

オール フラッシュ構成では、Virtual SAN は各ディスク グループにつき最大で 600 GB までの書き込みバッファ キャッシュをサポートします。

Virtual SAN 6.1 リリースにおけるその他の構成制限の最大値については、『構成の上限』ドキュメントを参照してください。

既知の問題

  • 拡張クラスタに対して監視ホスト上のオールフラッシュ ディスク グループを構成しようとすると失敗する
    オールフラッシュ ディスク グループを持つ監視ホストを拡張クラスタに追加しようとすると、追加タスクは失敗してホストにディスク グループが追加されません。

    回避策:拡張クラスタの構成後に、監視ホストにディスク グループを手動で追加します。

    1. Virtual SAN クラスタで [管理] > [設定] > [ディスク管理] をクリックして、監視ホストを選択します。

    2. [新規ディスク グループの作成] アイコンをクリックして、キャパシティのタイプとして [フラッシュ] を選択します。

    3. [OK] をクリックします。
  • HA ハートビート データストアのあるクラスタ内でネットワークのパーティション分割が発生した場合に、他のデータ サイト上で仮想マシンが再起動されない
    Virtual SAN クラスタ内の優先サイトまたはセカンダリ サイトで他のサイトへのネットワーク接続が失われた場合、ネットワーク接続を失ったサイト上で実行中の仮想マシンが他のデータ サイト上で再起動されず、「vSphere HA 仮想マシンの HA フェイルオーバーに失敗しました」というエラーが表示される場合があります。

    これは、Virtual SAN クラスタにおいて想定されている動作です。

    回避策:クラスタで vSphere HA を構成中は、HA ハートビート データストアを選択しないでください。

  • マウントされていない Virtual SAN ディスクおよびディスク グループが、vSphere Web Client の [動作ステータス] フィールドでマウント済みとして表示される
    ディスクの待ち時間が継続的に長くなっている場合に、esxcli vsan storage disk group unmount コマンドまたは Virtual SAN のデバイス監視サービスを実行して Virtual SAN ディスクまたはディスク グループをマウント解除した後で、vSphere Web Client の [動作ステータス] フィールドが [マウント済み] として誤って表示されます。

    回避策:[動作ステータス] フィールドの代わりに、[健全性] フィールドを使用してディスク ステータスを確認します。

  • オンディスク フォーマットのアップグレードで、Virtual SAN 上にないディスクが表示される
    ディスク フォーマットをアップグレードする際に、Virtual SAN で、クラスタから削除されたディスクが誤って表示されることがあります。また、UI に、バージョンのステータスが [混合] として表示される場合があります。この表示の問題は、通常、1 つまたは複数のディスクがクラスタから手動でマウント解除された場合に発生します。これは、アップグレード プロセスには影響しません。マウントされたディスクのみがチェックされます。マウントされていないディスクは無視されます。
  • 回避策:なし

  • ホストを Virtual SAN クラスタに追加すると、インストーラ エラーがトリガされる
    ESXi ホストを、HA および Virtual SAN 健全性サービスが有効なクラスタに追加するときに、VIB インストールの競合状態が原因で次のエラーのいずれか、または両方が発生する場合があります。

    • 次のようなエラー メッセージが表示されて、タスク ビューの [vSphere HA の構成] タスクが失敗する場合があります:vCenter Server Agent Service をインストールできません。不明なインストーラ エラー

    • [エージェントの有効化] タスクが、次のようなエラー メッセージで失敗する場合があります:操作を完了できません。詳細はイベント ログを確認してください。

    回避策:HA 構成の問題を解決するには、ホストを再起動して HA を再構成します。

    • ホストとクラスタのビューに移動して、クラスタを選択します。[管理] > [vSphere HA] をクリックします。

    • [エージェントの有効化] タスクの障害を解決するには、クラスタ ビューに移動して、Virtual SAN 健全性サービスの再有効化を試行します。ホストとクラスタのビューに移動して、クラスタを選択します。[管理] > [Virtual SAN] > [健全性] をクリックして、[再試行] をクリックします。

  • 障害のあるドメイン内の各ノードが数秒おきに次々に失敗する状況で、大規模な拡張クラスタ(15:15:1 など)でのサイト障害のロールバックの間に、仮想マシンがアクセス不能または親なしの状態になることがある
    この問題を回避するには、大規模クラスタを使用する場合のベスト プラクティスに従います。

    • 優先サイトをメンテナンスのために停止する前に、最初に、セカンダリ サイトが優先サイトになるように構成し、この変更が有効になるまで約 1 分待機します。

    • 優先サイト内のすべてのノードを同時にパワーオフする前に、最初に、セカンダリ サイトが優先サイトになるように構成し、この変更が有効になるまで約 1 分待機します。

    • 各ホストをパワーオフした後で、次のホストをパワーオフするまでに 1 ~ 2 分待機します。

    回避策:元のホストをオンラインに戻します。元のホストをオンラインに戻せない場合は、リカバリ ツールを使用します。ただし、問題が発生したときに進行中だった、最後のデータ トランザクションのいくつかは失われる場合があることに注意します。

  • 256 文字を超える Virtual SAN フォールト ドメイン名を入力できない
    256 バイトを超えるフォールト ドメイン名を vSphere Web Client で割り当てようとすると、システムに「指定されたパラメータが正しくありません: faultDomainInfo.name」というエラーが表示されます。マルチバイトの Unicode 文字を使用する場合は、256 文字より短くても制限値の 256 バイトに達する可能性があります。

    回避策:なし。

  • 監視に使用する Virtual SAN クラスタ内にホストを配置し、そのホストをクラスタの外に移動すると、健全性チェックの VIB がそのホストから削除される
    ESXi ホストを Virtual SAN クラスタから移動した場合、その健全性チェック VIB が削除されます。このため、そのホストがクラスタの監視用だった場合、監視のインストール ステータスは赤になります。

    回避策:健全性チェックの VIB をホスト上に手動でインストールします。『Virtual SAN 管理ガイド』を参照してください。

  • Virtual SAN 6.1 へのアップグレード中に「エージェント オフライン バンドルにアクセスできません」というエラー メッセージが表示される
    このエラーは、健全性チェックが有効な状態の Virtual SAN 6.0 を Virtual SAN 6.1 にアップグレードしているときに発生することがあります。アップグレード プロセス中に健全性チェックの VIB が置き換えられ、そのサービスが一時的に停止されます。健全性チェックでエラー メッセージが生成される場合もあります。

    回避策:ホストとクラスタのビューに移動して、[管理] > [設定] > [Virtual SAN] > [健全性] をクリックして [再試行] をクリックします。

  • すべての Virtual SAN クラスタで、同じ外部プロキシ設定が共有される
    プロキシをクラスタ レベルで設定していても、すべての Virtual SAN クラスタで同じ外部プロキシ設定が共有されます。Virtual SAN では、クラスタがインターネットに直接アクセスしない場合は、外部のプロキシを使用して Support Assistant、カスタマ エクスペリエンス改善プログラム、および HCL データベースに接続します。

    回避策:なし

  • vCenter の HTTP ポートおよび証明書の設定を変更すると、Virtual SAN 健全性チェックで不具合が発生することがある
    Virtual SAN Health Service では、デフォルトの HTTP ポート 443 と非 root の読み取り権限を証明書ファイル(/etc/vmware-vpx/ssl/rui.crt および /etc/vmware-vpx/ssl/rui.key)に対して使用します。デフォルト ポートを変更したり、root 以外から読み取れない権限にするために証明書を変更した場合は、Virtual SAN Health Service でこれらの変更が認識されず、健全性チェックが適切に機能しません。

    回避策:ポート設定と証明書の権限をデフォルト値に変更します。

  • Virtual SAN の健全性チェックでのマルチキャスト パフォーマンス テストが、Virtual SAN ネットワークで実行されない
    ESXi ホストのルーティング構成によっては、ネットワークのマルチキャスト パフォーマンス テストが Virtual SAN ネットワーク上で実行されません。

    回避策:Virtual SAN ネットワークを ESXi ホストの唯一のネットワーク設定として使用し、この構成に基づいて、ネットワークのマルチキャスト パフォーマンス テストを実施します。

    ESXi ホストに複数のネットワーク設定がある場合は、この例に記載された手順に従うこともできます。Virtual SAN は 192.168.0.0 ネットワーク上で実行されると仮定します。

    1. 各ホスト上で、このネットワークへのマルチキャスト グループ アドレスをバインドします。

      $ esxcli network ip route ipv4 add -n 224.2.3.4/32 -g 192.168.0.0?

    2. ルーティング テーブルをチェックします。

      $ esxcli network ip route ipv4 list
      default      0.0.0.0          10.160.63.253  vmk0       DHCP
      10.160.32.0  255.255.224.0    0.0.0.0        vmk0       MANUAL
      192.168.0.0  255.255.255.0    0.0.0.0        vmk3       MANUAL
      224.2.3.4    255.255.255.255  192.168.0.0    vmk3       MANUAL

    3. 事前のマルチキャスト ネットワーク パフォーマンス テストを実行し、結果を確認します。

    4. テストの完了後、ルーティング テーブルを戻します。

      $ esxcli network ip route ipv4 remove -n 224.2.3.4/32 -g 192.168.0.0

  • 優先サイトが分離されると拡張クラスタ内の仮想マシンがアクセス不能になり、その後監視ホストへの接続のみが回復される
    優先サイトがオフラインになるか、セカンダリ サイトと監視ホストの両方へのネットワーク接続を失うと、セカンダリ サイトが監視ホストとクラスタを形成してストレージ操作が続行されます。優先サイトのデータは、時間の経過に伴って古くなる(失効する)可能性があります。その後優先サイトが監視ホストに再接続されてセカンダリ サイトには接続されない場合、監視ホストは参加していたクラスタを離れて、優先サイトと一緒にクラスタを形成します。このとき、一部の仮想マシンが、このクラスタ内の最新データにアクセスできないために、アクセス不能にあることがあります。

    回避策:優先サイトをクラスタに再接続する前に、セカンダリ サイトを優先サイトとしてマークします。サイトが再同期された後、使用するサイトを優先サイトとしてマークできます。

  • Virtual SAN の監視ホストの OVA が DVS 構成をサポートしない
    VMware Virtual SAN の監視ホストの OVA パッケージで、分散仮想スイッチ (DVS) ネットワークの構成がサポートされません。

    回避策:レガシーの仮想スイッチを使用します。